ヴィンコット(Vincotto)

ヴィンコット

ヴィンコットのもととなるぶどうは、ネグロアマーロとマルヴァジーア・ネーラ。
赤ワインに用いるぶどうとして名高い品種です。
これらの果実を、樹になったまま完熟させ、
さらに棚で支えて自然にしぼむまで待ち、皮ごとぎゅっと搾ります。

次に、採れた果汁を3日間、大きな鍋で焦がさないようにゆっくり混ぜ、
1/5ほどの量になるまで煮詰めていきます。
それから、代々伝えられ家宝となっているオーク樽に入れ、
じっくり寝かせること、4年の歳月。

この熟成の過程では、樽に備わる酵母などの繊細な働きが味を左右するため、
杜氏が日本酒を仕込むとき余計な菌を持ち込まないのと同じように、
ごく一部の限られた人間しか樽に近づくことができず、厳密に管理されます。

長い眠りを経て、いよいよテイスティング。
味、香り、テクスチャー、すべてに合格点が出てから、
ていねいにフィルターでこし、1本1本の瓶につめて、
みなさまにお届けする商品となっていきます。

こうしてできるヴィンコットは、
まさに自然の恵みと時、人の手がかかわってはじめて生まれるぶどうのしずく。
奥行きのあるゆたかな風味と芳しい香りには、本物だけが持つ理由があるのです。

ヴィンコットのやさしい風味は、
100%天然の原料でつくられているから。
アルコールや酸、砂糖、着色料、保存料、添加物も一切不使用。

果実ならではの甘みが、いやな後味を残さず、逆に香りとうまみの余韻を残してくれるのも、そのためです。

また、ぶどうをぎゅっと凝縮してできるため、抗酸化作用のあるポリフェノールをたくさん含んでいることも特徴です。

ヴィンコットの祖先は、いにしえの南イタリアでつくられた、
糖度の高いぶどうを煮詰めたソース。
当時、ヨーロッパにはまだ砂糖もなく、ぶどうを甘味料として大切に扱い、祭事や、温めて風邪の治療などに用いられたことが古い文献に記されていますが、昔の人々は自然の恵みを生かすすべをよく知っていたのかもしれません。

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